着物・江戸についての雑文 2005

05/01/05 ウール着物

あけましておめでとうございます。今年も絵と着物を中心に、宜しくお付き合いください。
さて、なるべく構えないで着物を着られるようにウールの着物を2枚、近所の呉服屋さんのセールで購入。基本的にウールは単衣仕立てで手入れがラクなのです。今冬はこの2枚とっかえひっかえ着用予定。
まずは、紫地に白で細かい亀甲と十字を織り出したものを知人の友禅作家さんの個展・年越しに。
もう1枚はこれから。

05/01/24 国芳と暁斎展

先日、着物仲間のお姉さんと一緒に東京ステーションギャラリーまで行ってきました。今冬購入の紺地に麻の葉模様のウール着用です。
最終日前日の土曜ということもあってえらい混んでいましたが、展示の内容も濃かったです。2人とも細かい絵が多いし。見終わって結論。国芳が好き。線や色味、構図の素晴らしさ!絵の向こうに国芳の楽しげな顔が見えるようで、こちらも気持ちがいいのです。

005/03/05 いろいろ

2月中旬は有明でイベント。着物本仲間のHさんとSさんに会えました。写真は▼

2月末には目黒にて、いつものお姉さんと着物デート。写真は▼。コースは、アトレの自然食の店でランチ→池田重子さんの店(昔着物)→松岡美術館で近代美術展→千年茶館でお茶。美術館では松園の作品を久しぶりに観て、茶館では台湾流の鳥龍茶とケーキを満喫しました。
家に帰ったら、友人に第2子が産まれたと連絡あり。おおう、おめでとう!

05/04/04 大狂言会

そういえば先月、大狂言会なるものを横浜能楽堂で観てきたのですが、すっかり遠い記憶になっていて…いま思い出しました。
横浜アートLIVEという演劇祭の企画だったので、狂言の三家そろい踏み、演目も演者自身が選ぶというものでした。私が観た回は『素袍落』茂山忠三郎、『川上』野村万作、『朝比奈』山本泰太郎。言葉が判りやすくて、題材も身近いな感じ。ちゃんと狂言みるのは初めてでしたが楽しめました。特に『素袍落』で太郎冠者の好々爺っぷりが良いです。
そうそう、着物で行ったのでした。1/26と同じ麻の葉模様ウールの組み合わせ。
正月のNOAH観戦(力皇が小橋に勝った!)では2/20と同じ紫ウールにコートの組み合わせ。

05/05/20 石下紬

5月初めに近所の呉服屋さんで買った中古の石下紬の写真▼をアップしました。これからの季節には単衣が優先なのに、袷を買ってしまいました。だって白地の着物ずっと欲しかったんだもん。

09/07 浴衣

大相撲/秋場所が始まりましたね。今夏の帰省でも、もちろん鳴戸部屋の稽古を見学してきましたから、毎日楽しみに(稽古の成果を)見ています。
『若の里』の引き締まった足腰には期待大。幕下以下では、石膏像のマルスのような『隆の山』と気配りさんの『隆北村』が好きなんだけど、まだまだ。
『隆乃若』は夏稽古には来ていなかったけど、テレビで元気な姿を見られて一安心。今場所は勝負に貪欲になってほしいものです。
鳴戸部屋以外だと、『朝青龍』『白鵬』『安馬』あたりのモンゴル勢の活躍を見たい。あと地味な見所として、取組終わって引き上げてくる力士とお迎えの付け人とのやりとり。土俵の厳しい顔とは違う表情を皆さん見せてくれます。浴衣も色々楽しめるし(変な柄多いけど…)

09/25 秋場所千秋楽

今場所は面白かった。『朝青龍』対『琴欧州』の優勝争いはもちろん、『稀勢の里』対『琴欧州』もハラハラしながら見守っちゃいました。世間の期待とは逆に『朝青龍』『稀勢の里』が勝つことを願いながら。他に『安馬』の相撲が面白かったし、『白鵬』も調子戻ってきたし、充実の2週間。
さて、贔屓の鳴戸部屋。
『若の里』は怪我で途中休場。期待していただけに寂しいです。
『隆乃若』は勝ちこし!土俵際でも諦めないのが良かった。勝ちこしを決めた時のホッとした顔を見て、こちらも嬉しくなりました。(怪我した年の夏稽古から『隆乃若』のファンになったので、苦しむ姿を見ることが多かったから)
『稀勢の里』は言わずもがな。大躍進です。来場所も楽しみです。

10/03 着物話をふたつ

妹と浅草。
原宿のオリエンタルバザール2F『大山』によってから、浅草へ。
着物に対して履物が少ないので『長谷川商店』へ行ってみる。草履を買う予定が惹かれる台を見つけてしまい、結局下駄を購入。小豆色地に黒線を引いた右近に、同じ小豆と黒と灰水色の鼻緒が美しいです。
着物はサマーウールで帯は半幅。いっぱい歩くつもりで機動力重視

着物仲間のお姉さんと『落合ほたる』スタンプラリー。去年行きそびれたのでリベンジ。
神田川と妙正寺川が合流する落合辺りは昔から染色工房が集まっているそうで、今回は普段なかなかお目にかかれない職人さん達の作業を見せていただきました。
ルートは、
二葉苑(江戸小紋・更紗):展示室や販売所あり。細かく作業場が別れています。
吉澤湯のし加工所(湯のし):機械と手作業を若旦那が気さくに説明してくれます。
松綱染工所(江戸小紋):細かい彫りの実演や説明。混んでました。
協美(東京友禅):奥様がいつも着物でいてくれるので柄考案の助けになるそう。

スタンプラリーなので全部廻ると、お土産にオリジナル手拭いが貰えます。このスタンプラリー、見学の皆さんはちゃんとしたお着物の方が多く、古着ばかりの私とは趣味が違います。が、素敵な方もいらっしゃいました。大きな市松柄の紬(色は白・灰・草・茶)に大柄の更紗帯。モダンでシンプルでした。
私の着物は浅草と同じサマーウールに帯は薄手の無地織。下駄は浅草で購入した下駄。
お姉さんは細かい格子の単衣に柔らかい半幅帯を蝶結び。畳表の下駄。詳しくは

11/19 雨と帯

サイトを見た母から「よく遊びに行ってるわね〜」と言われました。違うんだ、母。雑文に仕事中仕事中・・・なんて書いたって読む方も書く方も楽しくないからだもん。仕事してない訳じゃないもん。
ということで、着物でお出かけ話。(でも、これは遊びじゃなくて営業)
・鴬谷まで着物関係の会議に着物で行く。帰りはガッツリ雨に降られました。
・会議の繋がりで恵比寿まで『きもの日和』なるイベントをみに着物で行く。帰りにまた雨に降られました。
両日ともう1日、同じ帯をしていったのですが3日とも雨が降ったのはどうなんでしょう?

2/16 銀座デート

1ヶ月ぶりの更新。仕事とお出かけで一杯一杯。
今年は個展や絵本を!とか思ってたのに、何も成し遂げられずもう12月ですか…。夏あたりに仕事がなかったのが今頃になって懐具合にひびいてきてるし…。

それでも今月頭に着物で銀座デートに行ってきました。着物本仲間とアンティークモールを満喫して、夜は居酒屋で飲み。初めてお会いする方もいたのに、すぐに馴染んで話しが弾む。やっぱり人の着物姿って見ていて楽しい。皆さんの着物姿はコチラ